カノンだよりvol.2

2014.04.09
canondayori2

子どもたちを被ばくから守るために、今必要なことは?
チェルノブイリ原発事故後を生きるベラルーシ・ウクライナの人々の証言

現在製作中の新作の現場より、各地でであった「小さき声」をいち早く届ける動画メルマガ「カマレポ」を配信中です。
チェルノブイリ原発事故後のベラルーシ、ウクライナの人々。今も収束しない福島第一原発事故と共に生きる日本の人々。交差する視点が今の私たちを浮かび上がらせます。
その動画を「上映したい」「DVDでも見たい」という声にお応えしてできたのが「カノンだより」です。vol.2ではカマレポno.4~no.7を収録。


◆カマレポno.4
「チェルノブイリツアー 後編」(21分)
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故から26年を経た2012年のウクライナ。 事故当時、人々はどう過ごしていたのか。 そして、事故後の子どもたちへの影響は。 現地の人々の証言が、今の日本を映し出す。
監督:鎌仲ひとみ


◆カマレポno.5
「同朋幼稚園@滋賀」(17分)
『内部被ばくを生き抜く』にも登場した同朋幼稚園が行った滋賀への保養を取材。外に出て草花を摘む子どもたち。そして、それを見つめる母たちの想いとは。
監督:鎌仲ひとみ


◆カマレポno.6
「リュボーフィさんの物語」(10分)
チェルノブイリ原発事故から3年後、当時33歳、2人の息子を持つ母親だったリュボーフィさんは、選択を迫られました。住んでいた村は移住するか留まるかを個人の選択に委ねられる場所だったのです。
監督:鎌仲ひとみ


◆カマレポno.7
「『県民健康管理調査の闇』著者インタビュー」(23分)
県民の安全を守るための健康調査の実施を検討する委員会の前に、一部の人間だけで行われていた「秘密会」。ここで何が話し合われていたのか。一体誰のための、何のための調査だったのか。この問題に鋭く切り込んだ、毎日新聞日野記者へのインタビューを収録。
監督:鎌仲ひとみ


一刻も早く、一人でも多くの子どもたちが保養や放射線防護の対策を受けられるようにその必要性を理解してもらわなければなりません。
そのためにこそ「小さき声のカノン」が役に立てるのではないかと思っています。
「原発は爆発したけれど汚染はたいしたことがない。心配ない」という声が根強く、本来とるべき対策がとられていないのではないでしょうか。
ベラルーシでの取り組みを映画を通して知っていただく事で変えていけるのではないかと思っています。
是非、皆さんで『カノンだより』を上映してください。
《鎌仲監督メッセージより抜粋》


監督 鎌仲ひとみ 
製作・配給:環境テレビトラスト