私たちは自分たちの作りたいものを作るというのが基本です。
私たちの作品が上映され、多くの人に届く事で新しい変化を生み出したいと考えている個人の集まりです。
ぶんぶんフィルムズを創設した故小泉修吉は生涯をかけてメディアとして独立すること、そして「環境」と「教育」という二つのテーマを一貫して追いかけていました。 加えて「好奇心に正直にチャレンジする」ことが大好きでした。
私たちはその志を継承しています。
加えて作品づくりで大切にしたいのは
「小さき声に耳を傾ける」
「対等な人と人の関係を大事にする」
「楽しく働く」 の三つです。
そして最も大切にしていることは私たちの作品が 「命のささえになる」ことです。
これは鎌仲がイラクで体験したことが基になっています。情報が届かないばかりに無駄に命が失われることには耐えられません。私たちはいつも、「命」が発する声に敏感な映像の作り手でありたいと日々精進していく所存です。
「情報が開かれた社会は誰にとっても生き易い」
「情報」は水のようなもの。水がしみ込むことで命が育ち、硬直している関係を柔らかく溶かし、意識の種が目覚めます。
そんな大切な情報が届くことを阻む壁があり、そのことで無用な苦しみや苦労を強いられている声なき人々がいることを私たちは知っています。映像を通して情報が人々に届き、意識が変わることで社会が少し良い方向、つまり、より多くの人々が生き易いと感じる世の中へと変化することも経験してきました。私たちが生きる社会で情報が開かれることの価値は大きいと信じています。
私たちが作る映像を通じて人々に多様な選択肢がうみだされ、一人一人が自分らしくあれる社会。
「水路を新たに切り拓き情報を社会に注ぐ」
ぶんぶんフィルムズは映像制作・配給会社としてオリジナルな映像作品を製作し、世に送り出していくことを基本に掲げています。
自主独立した映像製作と独自の配給を通して人と人の新しいネットワークが生まれる場を作り出します。より弱い立場の人々やより小さい声に寄り添って丁寧な作品づくりを目指します。私たちの作品に出会ってくださった方が映像から少しでも生きるためのエネルギーを得ていただけたら幸いです。
たとえ製作が難しく経済的に困難を伴うテーマであっても、壁が立ちふさがっていても、私たちは新たな水路を切り拓くように元気を届ける作品を作り続けていきたいと考えています。
連絡先
E-mailアドレス:info@kamanaka.com
TEL 08065954367(平日 14:00~18:00、土日祝休み、水曜日不定休)
facebookページ:https://www.facebook.com/bunbunfilms/
住所
〒399-0601 長野県上伊那郡辰野町小野休戸1041
鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ) 映像作家
早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。
90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。
93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。
95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
主にNHKで「エンデの遺言―根源からお金を問う」など番組を多数監督。
2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。 国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。
2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。
2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。 2011年度全国映連賞・監督賞受賞。
2012年 DVD「内部被ばくを生き抜く」発売と同時に公開開始。国内外850ヶ所で上映。
2015年3月 新作「小さき声のカノン」を全国で劇場公開。自主上映が全国に広がる。
毎月8日に、動画メルマガ「カマレポ」を配信中(2017年9月現在 no.51)。
2017年9月 シリーズ最新DVD「カノンだより vol.5」をリリース。
2018年より原子力防災をテーマにカマレポを配信。
2019年 初プロデュース作品「インディペンデント リビング」を完成。田中悠輝監督の初めての作品。
2020年 「インディペンデント リビング」劇場公開開始。
ぶんぶんフィルムズ、長野県辰野町に移転する。
2021年 「インディペンデントリビング」オンライン上映会開始。
辰野町にて女性3人のチームで古民家民宿なないろの運営を開始。
多摩美術大学非常勤講師。
著作に「原発のその先へ-ミツバチ革命が始まる」、「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」、共著に「鎌仲監督VS福島大学一年生」、「今こそ、エネルギーシフト」、「内部被曝の脅威」など。