2024年の幕開けが大地震とは・・
年末から私たちが運営する古民家民宿なないろにスイスからお客様がいらしていて、日本のお正月を体験したいというのでお節料理やお雑煮を用意し、
堪能していただいておりました。そのお客様を1月1日に送り出し、やれやれと後片付けをし終わった頃、突然アラートが鳴り響きました。
民宿が建っている地盤は、前に地震学者さんから、とても強固な地盤だから
地震の心配はないと言われていたのですが、実際、ほとんど揺れなかったです。ところが車で3分しか離れていない同じ地域では相当揺れたとか。
私の実家は能登半島の付け根、氷見市にあります。
早速、固定電話をかけてみるとつながり、兄が言うには食器棚の中はぐちゃぐちゃになり、いろんなものが落下。壁が歪んで壁紙に皺が入ってしまった。御影石の塀が倒れ、灯籠も倒れてしまったとのこと。
とはいえ、兄夫婦に怪我はなく、一安心。その後、氷見市全域で水道が止まりました。ライフラインが大きく被害を受けたのです。
次に気になったのが、志賀原発。止まっているとはいえ、相当の震度だったのだから大丈夫か?と。
その後、原発に関する報告はちょっと後手な感じはしたけれど次々と情報が出て来ました。
詳細は守田さんのブログが分かり易いのでこちらを読んでいただけたらと思います。
守田さんが書いている通り、本当に止まっていて良かった。もし、稼働していたら福島原発の二の舞になっていた可能性が大きいと思います。
そして、今回、はっきりとしたのは地震で原発が事故ると逃げられない、ということでした。
なんとかギリギリ、事故を免れたとはいえ、予断を許さない状況だと思います。速やかに廃炉にしていただきたい。
自分ができることを小さくともやる
自分が被災した立場だったらと視点を切り替えると、まずは命を繋ぐこと、そして安全な場所、温かいねぐらと食を確保することが最優先です。それがなかなかできない現場からの情報を見るにつけ、何でもいいから小さくとも私にできることをしようと決めました。
原発は今は騒ぐことは起きていない、放射性物質は放出されていない、ならば支援に行こうと「ミツバチ作戦@能登半島」を立ち上げました。
旧知の金沢市議、熊野盛夫さんと志賀町でずっと福島の子供達の保養をやり続けて来てくださった
田谷武博さんのネットワークで支援物資を届けることにしました。
能登で被災した方々を心配してくださっている人は沢山いらっしゃいます。
心配で現地で何か役に立ちたいと思っても、なかなか叶わないのが現実です。できる人が行くしかない。
そして多くの救援チームが現地に入って活動を始めました。
現地に行けない人はこれらのチームの応援をお願いします。
能登半島は広く、一人でも多くの人手が必要だと思われます。
何よりも被災された方々に「あなた方が心配です、少しでも楽に、
温かい気持ちになっていただきたい」というメッセージというか、
みんながあなた方のことを思っているんです、と伝えたいと思いました。
思いだけではなく、実際、役にたつ物資とともに。
体育館を避難所にするようなことは今回の地震災害を最後にしていただきたいと感じています。
劣悪な環境に被災者を長く置くことは避けたい。まともな為政者ならそう思うはず。
災害大国、日本のこれからの課題はこれからも起きるであろう災害にいかに
より良い改善をこれから加え続けていくか、だと思います。
そして、一刻も早く能登半島と周辺被災地の人々に安心できる環境に落ち着いていただくこと。二次災害を防がなくてはなりません。
どのチームを応援してもいいんです。温かい気持ちと支援を一緒に届けましょう!
ミツバチ作戦@能登半島への支援は以下にお願いします。
ゆうちょ銀行 普通預金
記号10130 番号90364021 口座名 カマズプロジェクト
他銀行からは店名 〇一八 店番 018. 普通預金
口座番号 9036402 カマズプロジェクト
振り込みましたよ、という連絡はメールでお願いします。
888kamanaka@gmail.com
すでにお振込みをいただいております。
目下、支援物資を調達しているところです。現地の状況は
想像以上に過酷。田谷さんのFBを読んでみてください。
https://www.facebook.com/dairyo.mizuho
私も22日に現地に入りますので、現状を報告してまいりますね。
今日、地元のデザイン会社さんからロゴを無償で作ったからと
送ってきてくださいました。
エイブルデザイン 渡辺勉さんがコーディネイトし、DESIGN BOATの
佐藤薫さんがデザインしてくださいました! 可愛い〜、感謝です!
かまなか