鎌仲監督、「HaTiDORi」@仙台の若い方たちのアプローチに感激。

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いうすてきなイベントにも足を延ばして、参加させていただくことにしました。
https://www.facebook.com/events/1453889558158648/
 
主催者の工藤瑞穂さんの報告から
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「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」などHaTiDORiで上映してきた作品の監督である、鎌仲ひとみさんがHaTiDORiに駆けつけてくださいましたー!!
鎌仲さんはとっても明るくて元気で、言いたい事はちゃんとはっきり言う!という素敵なかたでした☆
いろいろ大変なことがたくさんあるなかで、それでも映画を撮り続ける理由を聞いてみました。
「やっぱりモヤモヤすることは調べて知っていかないと気が済まない。
そしてそれを映画でたくさんの人に伝えたい。
こうやって集まってわたしの話を聞いてくれる、これこそが私の希望です」
HaTiDORiのこともこんなふうにほめてくださいました!
「今の時代は、深刻な問題をストレートに言ってもみんな耳を傾けてくれない。
そんななかこうやってアートや美味しいごはんで素敵な場をつくって、そのなかでメッセージを伝えていくHaTiDORiのようなアプローチがすごくいいと思う」
鎌仲さんにそう言ってもらえて、今までやってきたことにさらに自信をもつことができました!
とっても気さくで、グループトークでも参加者に混じってお話してくれたりして、すごく嬉しかったです☆
軽やかに世界を変えていくアクションを続けられている鎌仲さん。
これからもたくさんの真実を伝え続けてください!
ずっと応援していきますー!
鎌仲 ひとみさん、マネージャーの小原 美由紀さん、本当にありがとうございました☆
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工藤さん、ありがとうございます(*^_^*)! 写真からも、若い参加者が多く、保育室もあって、トークやセッション、お食事に物販など、すみずみまで工夫が凝らされ、カラフルで、いきいきしたエネルギーが伝わってくるようですね。
 
会の中では、こんなトークの場面もあったそうです。
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「ああわたし、ここで生きていていいんだって初めて感じたんです」
HaTiDORiで、福島から移住されてきたお母さんの話の聞き手をさせていただきました。
原発事故があって慌てて郡山を飛び出して、一度は戻ったけれど「子どもを守りたい」という思いでやっぱり旦那さんとはなれて山形へ避難。
「被ばくすると鼻血が出る」と聞いていて、本当に被ばくの影響かはわからないけれどお子さんが鼻血を出したとき、怖くてしかたがなかった。
福島から離れたことで、今まで仲良くしてきた福島でのママ友達に「あのひとは逃げた」と言われた。
引き裂かれていく、人と人とのつながり。
様々な事情で福島を離れられない人もいる、その気持ちも痛いほどわかった。
山形へ行ってももちろん知り合いはいない、とても不安だった。
でも山形のひとはとっても優しくて、たくさん支援の手を差し伸べてくれた。
何ヶ月かたってだんだんに打ち解けてきて、自分の思いを話せるような友達も増えてきた。
そのときやっと、「ああわたし、ここで生きていていいんだ」って初めて感じたそうです。
聞き手をしていて、涙が出そうになりました。
今まで生きてきた、大好きな場所を奪われてしまったこと。
だれだって存在を受け入れられ、どこでだって生きていく権利があるのに、ここにいてはいけないような気持ちを感じて生きていくこと。
本当につらかったと思います。
こんな思いをしなければいけない人がいること、そういう日本であるということ、とても悔しいです。
それでも人のつながりのなかで、だんだんに受け入れられている安心感を持つことができたというお話を聞いてほっとしました。
「こんなふうに聞いてくれるひとたちがいて、とってもありがたいです」
と涙ぐまれている姿を見て、嬉しい気持ちとやるせない気持ち。
やっぱりすこしでも力になりたい。
そして誰もが安心して好きな場所ですこやかに生きていける日本をつくりたい。
そのために行動していきたい。
お話してくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
あの場で聞いた思いを、たくさんの方に届けたいと思って書きました。
すこしでも福島のみなさんに思いを馳せてくれると嬉しいです。
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遠く離れた仙台でも、「女性ネットみやぎ」のみなさん、「HaTiDORi」ご参加の皆さんが応援してくださっていると思うと、大変心強く、励ま
されます!
このあと、「小さき声のカノン」に多額のご支援金を送ってくださった方もいらっしゃいます。
ほんとうに感謝しかありません。
宮城県の皆さん、ありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
staff コハラ