カノンだよりvol.3

2014.05.27

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“保養”が子ども達の命を守る!
~日本とベラルーシの現場から~

2015年公開の新作「小さき声のカノン-選択する人々」製作現場より、各地で出会った”小さき声”をいち早く届ける動画メルマガ「カマレポ」を配信中です。
チェルノブイリ原発事故後のベラルーシ、ウクライナの人々。今も収束しない福島第一原発事故と共に生きる日本の人々。交差する視点が今の私たちを浮かび上がらせます。

その動画を「上映したい」「DVDでも見たい」という声にお応えしてできたのが「カノンだより」です。vol.3ではカマレポno.8~no.11を収録。


◆カマレポno.8

「かつての汚染地に帰還する子どもたち」(12分)
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チェルノブイリ原発の”ゾーン(立入り禁止区域)”から近くの街、ホイニキ。ベラルーシの教育現場で26年を経た今も行われている放射能、被ばく対策とは!?


◆カマレポno.9

「「小さき花」が広がるように!」 (11分)
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宮城県仙台市にある「小さき花 市民測定室」。山の惠みを受けながら、豊かな暮らしをしてきた百姓の石森さん。放射能に県境は無く、福島県外の農家の暮らしを一変させた。


◆カマレポno.10

「市民の思いと力」(12分)
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新潟県阿賀野市で年2回行われている”いのちキラキラ希望の風フェスタin笹神”。このイベントは、親子で受診出来る甲状腺検査などがプログラムに組み込まれた、1泊2日の保養イベント。ストレスを抱えた母子達を支える市民の思い。そして、今の子ども達の健康は!?


◆カマレポno.11

「保養体験女子会@ベラルーシ」(14分)
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チェルノブイリ原発事故の後、ベラルーシの多くの子ども達が海外で保養した。日本でも、多くの子どもたちを受け入れてきた。その日本での保養を体験した少女たちが集まり女子会を開催。そこで語られる、日本の人々へのメッセージとは。


3.11を契機に、私たちは様々な事を問われたと思います。どうやって生きていくのか、幸せとは何か、当たり前とは何か、根本的な問いかけを受けながら3年が経ちました。その間も様々な選択を余儀なくされて、今があります。

問題は放射線や被ばくだけにあるのではありません。それでもやはり命をどう守るのかが、一番大切な私たちの課題だと思っています。そのために私たちは希望をつくりださねばなりません。

ベラルーシと日本のお母さんたちの取り組みからそのヒントを得て下さい。

カマレポカフェも広がってきました。“命を生きる喜び”をあきらめないためにぜひ、この映像を活用して下さい。

―鎌仲ひとみ


監督 鎌仲ひとみ
製作・配給:環境テレビトラスト